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ジャニーズに浪漫を求めて生きています。

関西ジャニーズJr.に見る『選抜』 2012~ジャニーズWESTデビューまで

わたしは、2014年1月のことを考えると胸が苦しくなるほとんどのジャニーズWEST担のうちのひとりだ。

あの日。

日生劇場で『なにわ侍 ハロー!TOKYO』運命の初日が行われた2014年2月5日から、ちょうど1年になる。今日はきっと、ファンにとっても彼らにとっても、デビュー日よりもずっと記念日。

わたしは2012年の1月に突然転げ落ちるように関西ジャニーズJr.のファンになった新参者であるが、そこからの二年間だけでも、彼らにはさまざまな憶測が飛び交っていた。誰がいつデビューするとか、そんな類のものだ。その噂が鳴りを潜めない程度には、彼らが東京を含めた全Jr.の中でもデビューにほど近い場所にいたのは間違いないだろう。

しかし、関西ジャニーズJr.は把握されていないほど多い。メンバーを7人編成へ向かわせた話を聞く度、なぜ、いつから“7人”という確証が生まれたのだろうと少しだけ考える。これまで7人グループだったのが解体されたわけではない。いつも7人で活動していたかというと、そういうわけでもない。

ジャニーズJr.には、『選抜』という残酷な制度がある。なにか大きな仕事のたびに、そこには呼ばれるメンバーと呼ばれないメンバーがいる。選定基準は永遠に分からないので、憶測や同情が生まれ、Jr.担の応援心を掻き立てる。

 わたしが突如ファンになってからデビューまでの2年間にも、関西Jr.では数々の選抜シーンがあった。これを機にその変遷を、順に調べてみた。懐かしく思い出すにでも、ジャニーズWESTへのとっかかりにでも、どうぞご活用ください。

 

2012年

1月 ジャニーズカウントダウンライブ2011‐2012

《桐山・中間・重岡・神山・濱田・浜中・室龍太(・室龍規・菊岡・山碕・千崎)》

恐らくまだ、2010年に最前列であったBBV(BAD&BOYS&Veteran=10人)のメイン感がうっすら残っていたころで、Veteranが全員呼ばれるのはこれが最後だ。

 

4月 滝沢歌舞伎2012

《桐山・重岡・神山・濱田》

今回は2012年から話しているが、2011年9月の日生劇場に呼ばれたのは5名で、淳太くんがいた。

というかこの件は1月の握手会の際に本人たちの口から話があったが、この時点で淳太くんは出るつもりでいて、2月に公式発表されてみたらいなかった。これは彼のスケジュールでは難しかったというだけの話だろうと、勝手に思っている。当時『ten』(関西ローカル情報番組)木曜レギュラーのため、東京公演は木曜休演だった。本人はしばらく悔しがっていた。

この滝沢歌舞伎で彼らは滝沢氏への覚えもめでたくなる。

 

5月 ジャニーズ銀座 Youの前にはMeがいる!

1組《中間・藤井・小瀧・室龍太・向井・金内(・竹本・新垣)》

2組《桐山・中間・重岡・神山・濱田》

クリエは1組と2組(ダサい)に分かれていた。1組の公演日が滝沢歌舞伎とかぶっていたので、2組に歌舞伎メンバーが出て他は1組という感じ。

ここで本気を出したのが中間淳太で、彼はなぜか両方いた。なぜだ。

現行の関西ジャニーズJr.が本当に初めて東京で単独公演を行ったのは、このクリエが最初である。しかし後に、ノーカンにされたり忘れられたりという悲しい運命を辿ることになる。

 

7月 中山優馬with関西ジャニーズJr.ファンミーティング

《桐山・中間・重岡・小瀧・藤井》

青山劇場でちょっと遊ぼう、そのあとプレイゾーンを一緒に見よう!というイベントが開催された。

情報局のメールには、また淳太くんの名前がなかった。しかし、フタを開けたら踊っていた。この強かさが彼の生き残った所以なのかもしれない。

出演のなかった神山くんの行動など、なにかと不穏だったファンミ。1回限りのイベントメンバーにすぎないと思いきや、この上京時に少年倶楽部や滝チャンネルに出演し、後にイベントは優馬くんの「Missing Piece」初回盤で映像化されるなど、"ファンミ組"のくくりが浸透するほど長引いた。

神山くんと濱田くんが外されたのはこの時が最初で、周知の通り、ジャニーズWEST4発表までまでうっすら続く。同時にこの日は、ファンが5人に会っている間に松竹座のポスターが更新され、7WESTが4人になるという皮肉なサプライズまで行われた。

 

9月 少年たち jail in the sky

《桐山・中間・重岡・神山・小瀧・藤井・濱田》

ここでついに、ジャニーズWESTが揃う。バッチリ揃う。

当初は前年と同じ5人の発表であったが、8月の松竹座で、本人たちの口から小瀧・藤井の増員が知らされた。これが流星くんの本気の直談判の結果だった、と先日のMyojo1万字インタビューで告白されたのは衝撃だった。嬉しかった。7WESTは再編成したばかりだったので、「7WEST全員で行ける」と何度も口に出して喜んでいた。

劇中ではA.B.C.-Zとの人数の兼ね合いがあり、濱田・小瀧が看守役に回ったのであまり7人感はない。が、この年のin大阪で少年たちメドレーを披露した7人になにかを確信したのは強く記憶に残っている。当時の日記が残っていた。

少年たちコーナー

新日生組、やっぱりクオリティ高いし、7人きりのステージにオーラが漂ってて

あ、いけるなこのメンバー強いなって感じた。

わたしがこう思ったんだから、きっと本人たちも、事務所も、こう思ったのだろう。7人へのこだわりはここから既にあったのだろうか。

 

11月 中山優馬with関西ジャニーズJr. inオリックス劇場

《桐山・中間・重岡・神山・小瀧・藤井》

2014年4月発売の優馬くんソロ『High Five!』特典として突然映像化されたのが記憶に新しいこのコンサート。濱田くんはいない。

6人びぐげ、なんて言葉が生まれた。

 

2013年

1月 ジャニーズカウントダウンライブ2012‐2013

《桐山・中間・重岡・神山・藤井・濱田・向井》

96年組はまだ16歳。今年はグイグイ行くで!(手書き)

 

1月 選抜 関西ジャニーズJr.大江戸元旦公演

《桐山・中間・重岡・神山・小瀧・藤井・濱田・向井・金内・平野・永瀬・西畑・大西》

ジャニーズWESTとまいジャニ揃い踏み。

当初の発表では神山くんと平野くんがいなかったものの、無事出ない出ない詐欺だった。この頃の神ちゃんを思うと胸が痛い勢多数。

 

3月 映画『関西ジャニーズJr.の京都太秦行進曲!』

《重岡・桐山・中間・小瀧・藤井・向井・浜中》

撮影は日生直後だと思われ、クリスマスイブの松竹座で発表された。選ばれなかったメンバーももちろんいる中で、主題歌となる新曲(NOT FINALE)も披露するという相変わらずのえぐさ。関係ないが淳太くんは体調不良で欠席。

このメンバーは番宣で、全国区の情報番組にもいくつか出演が叶った。神山くんと濱田くんがいない。

 

5月 関西ジャニーズJr. 初全国ツアー

《桐山・中間・重岡・神山・小瀧・藤井・濱田・向井・金内・平野・永瀬・西畑・大西》

一世一代の全国ツアーはちゃんと、ジャニーズWESTとまいジャニメンバー。強そうの極み。

わたしが今までに入った全ジャニーズ公演のなかで、ダントツにトップをはるのがこの全ツオーラスだ。後に聞くとまさにこの日、社長からデビューの言質をとったらしいが、なるほど納得できるほど、ギラッギラでガムシャラな彼らのステージはハチャメチャに楽しかった。

バンバン大サビとか、ねくすて重岡とか、トリプルアンコが起こる願掛けだったのか突然の11人びぐげとか、松竹じゃないから見れた瞳があったな。
道なき道をゆくよで震えた。
うーーん入れてよかった。いつの日かあの何気ない七夕が記念日になるよ、ほんとに。

おまえがそんなこと言わなくても、既に記念日だったのである。

cf.『浪速一等賞!』

《桐山・中間・重岡・小瀧・平野・永瀬》

なんのことはない、全ツで初披露だった一等賞の新曲選抜。これ以外のメンバーはブリュレを歌ったので曲数も変わらず、あまり気にしていなかった。

今考えるとめちゃくちゃこわい選抜No.1。

 

9月 ANOTHER@日生劇場

《桐山・中間・重岡・神山・小瀧・向井・金内・平野》

ついにA.B.C-Zが9月日生を卒業した。このとき私は、NYCが解消したばかりの優馬くんを意識した。松竹と同じ曲のパート割がすべて優馬くんメインに変えられており、それがあまりにも違和感なかったので、新センターも視野に入れた。

ちなみにこの公演の初日ゲネ会見では、記者の前で社長に「関西から7~8人でデビュー」と言わせた。強すぎる。

濱田くんは舞台『三銃士』、流星くんはドラマ『ミスパイロット』で欠席。演技に行かせたい序章。

 

12月  関西ジャニーズJr.クリスマスコンサート2013

《桐山・濱田、浜中・室、桐山・中間・重岡・小瀧、桐山・中間・重岡、向井・金内・平野・永瀬・西畑・大西、神山・藤井・濱田、重岡、小瀧》

松竹座公演は全員出演が基本であったが、デビュー決定の直前、恐ろしいリトマス試験コンサートが行われていた。少人数で数公演ずつ回していく形だったが、数年前までのユニットコンの形ではなく、謎の組み合わせやソロが続く。4と3にはっきり分かれていた。

中間「異色よね、この4人」

重岡「なんでこの4人なんでしょうね」

小瀧「何基準なんでしょうね」 

B.A.D.重瀧コンのジャニーズwebレポより。基準は、事務所のみぞ知る。

 

※2013年12月発表

ドラマ『SHARK』

《平野・神山・濱田・藤井》

3人がまとめて演技班。メジャーデビューできない、俺はバンドに必要ないんじゃないか、なんて話が続き、このドラマの台本を読んだ1月の3人について考えた。

映画『忍ジャニ参上!未来への戦い』

《重岡・小瀧・平野・神山・向井・永瀬・大西・桐山・中間》

表記順。世代交代。

 

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何か一覧があったわけではなく自分のTwilogを辿りながらぽつぽつと書き出したので、抜けもあるかもしれないが、大体こんな2年間だったと思う。

大きな特徴は、桐山照史重岡大毅が、一度も外れなかったことだろう。なんでもこなせる関西のツートップ。わたしがこんなに冷静に掘り起こせるのも桐山担だったからか。

選抜され、漏れ、またふと入り、時には自ら行動してすべりこみ、そんなジャニーズJr.界の勝者が晩成型デビュー組だ。こんな世界を10年生き抜いた少年たちが、強くないわけがない。

ジャニーズWESTは最強なのだ。